「介護」カテゴリーアーカイブ

胃ろうのメリット デメリット


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胃ろうは自力で食事をとることができない人にとって
栄養補給方法のひとつになります

栄養補給の方法として
「経鼻胃管栄養」← 鼻から管を通す
「中心静脈栄養」← 太い静脈にカテーテルを通す

などがありますが、
 粘膜へのダメージ、感染症のリスク、自宅の母が管理する負担が少ないという点を考慮して「胃ろう」という選択にしました

胃ろうを造設して4カ月経過しましたが
一度、栄養の管を取り付けるところに、肉芽(炎症による腫れ)ができましたが、ヘルパーさんがいち早く気づき、軟膏を塗っていただいたことで大事にはいたりませんでした。

父がとりつけた胃ろうは
「ボタン型バンパータイプ」ですので
訪問ドクターによる交換ができず、増設してくれた川口市立医療センターに行く必要があります

「ボタン型」  ← 抜けにくい 管の接続時の開閉が難しい
「チューブ型」 ← 抜けやすい 管の接続が簡単
「バルーンタイプ」← 交換が容易で抜けやすい 2か月交換
「バンパータイプ」← 交換が難しく抜けにくい 4~6カ月交換

などの特徴がありますが、管理や安全の面から
父がつけているのと同タイプの「ボタン型バンパータイプ」を造設するところが多いようです

どの種類を選んでも毎日接していれば使い慣れますし
訪問看護やヘルパーの方が親切に教えてくれるので問題ありません
在宅介護もまわりのサポートがあればなんとかなります

要介護5の父を自宅で介護するにあたり自前で買い揃えた消耗品


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わたしの父のように要介護レベルが高い場合買い揃える消耗品の種類が多くあります

退院する前までは
「自宅に帰ってから不足するものがあったらどうしよう...」
「でも、なにを買い揃えておけばいいのかよくわからないし...」
という不安がありましたが

病院で看護師さんたちから介護のトレーニングをしていただいていくうちに
「これはあったほうがよさそうだな」
といものがわかってきます

そして退院時に病院から薬などと一緒に一週間ほどなんとかできるだけのアイテムをいただけますし
訪問看護、訪問介護の方が必要なものを教えてくれるので近所の薬局などですべて揃えることができます

ちなみにわたしはほとんどWEB注文で揃えました
エタノールなど液体は重いですし、まとめて買えば一本あたりの金額が安くなったり送料無料になるのでお得です

下記のリストは退院後、介護ヘルパーさんや看護師の方に促され購入しました
きっと現場の人が吟味したアイテムだと思います

揃えたもの
★ 使い捨て手袋 ★

ヘルパーさんは短い時間で複数の作業を行います
ですので着けたりはずしたりがしやすいようにワンサイズ大きめを使うようにしています
SサイズだとぴったりしすぎなようなのでMサイズで準備しました

★ エタノール綿 ★

自宅では痰の吸引するカテーテルを一日ごとに捨てます(病院では一回ごと廃棄しています)
ですので、カテーテルを一回ごとにアルコール洗浄のためエタノールをしみこませた綿で拭き取ります
消耗頻度が高いため、200枚入りでも中のエタノールが乾ききる前に使い切ることができます
コスパ重視です
清潔さや持ち歩きを重視する方は個別包装しているこちらがいいでしょう↓

★ 清浄綿 ★

気管切開や胃ろうの洗浄に使用します
赤ちゃんや授乳の乳首をふきとりをするため低刺激です
安心の個別包装
わたしは最初エタノール綿と清浄綿の違いがわかりませんでした(汗)

★ 消毒用エタノール ★

一日使用した吸引機の清浄のために使用します
エタノールの濃度は70~80%ほどが除菌能力が高くなります
無水エタノールは ↓ は自分で精製水で薄めなくてはいけなくなるので介護には向きません

★ ミルトン ★


胃ろう経菅栄養の点滴バッグの洗浄に使用します
2Lの水に一錠入れてつくります
哺乳瓶や乳首の洗浄にも使いますので、育児をすませた母が懐かしがっていました

★ バイオティーン オーラルバランスジェル ★

乾きがちの口にうるおいをあたえます
口腔ケアのあとに使用します

要介護5自宅介護費用 9月の状況と10月の自己負担額


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先ほど地域包括センターの担当者から連絡がありました
9月の父の容体、母の介護習熟度、今後受けられる医療の報告をうけ、10月の介護サービスの計画を立てます

現状依頼しているサービス内容
訪問医療 2回/月
訪問看護 3回/週
訪問介護 21回/週
訪問入浴 1回/週
訪問リハビリ 1回/週

これらのサービスを
以前父が入院していた赤羽リハビリテーション病院が出してくれた「特別指示書」があったため
9月24日までは医療保険の枠でさまざまな訪問サービスをうけることができました
しかし、退院してからの父の容体が非常にいいため、今後は全て介護保険の枠で上記のサービスを受けることになります

介護保険サービスは要介護レベルにより利用可能な介護ポイントが違います
要介護5の父の場合
約36,065ポイントは一割負担でサービスを受けられますが
枠からはみ出た費用は全額自己負担になります

上記のサービスを10月も受けるとすると
自己負担額は

89,438円

という見積もりでした
まぁ...全額介護保険でまかなえばこれくらいはするでしょう
それだけ良くしていただいていますし。しょうがないですね...

母の介護スキルは日々向上しているようで
「朝1時間の介護ヘルパーの時間を30分短縮してもやっていけます」
と太鼓判をいただきました

しかし、母にとって親身になってくれるヘルパーさんを減らすことは気持ち的にありえないようですし
削られた30分で、父を車椅子に移してくれたり、足浴をしてくれたりのリハビリ時間がなくなることの方がデメリットが大きく感じたので訪問看護の時間は短縮しない方向にきめました

あとは便秘気味の父が
3日に一回で安定して排便がコントロール下におければ
訪問看護を
3回/週を1回/週まで減らせるかも知れません
今年中に落ち着いてくれればと思っています

要介護5の自宅介護 初日 就寝編


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要介護5の父は気管を切開しているため
タンの吸引をする必要があります

日中は母や訪問看護の方に吸引していただきますが
夜間はそう簡単にはできません

同居している母が睡眠をとる23時から
翌朝5時までの
約6時間
タンの吸引をしないで済むかどうかが介護スタイルの大きな分かれ目になります

約6時間持たない場合
深夜の家政婦サービスを利用しなくてはいけません
約10時間で18,000円
毎日頼めば確実に破産できます!

退院初日はNO吸引で一晩を過ごせるかを検証です
パパがんばって!!

19:00
摂取水分量が多いとタンが出やすいので
夜間の経菅栄養400mlと水100mlに抑えます

23:00
口腔ケアと念入りなタンの吸引を行います

23:30
就寝

2:40
一度目の咳
当然スルー

4:50
二度目の咳
長く咳き込んでいるので迷いましたがスルー!

5:10
母起床

初日の検証では
「夜間吸引はなしでもいける」
でした

あと数日様子をみて問題ないようでしたら
基本的に夜間はNO吸引でいこうと思います

入院中は何人かの看護師さんに
「父の状態で、夜間の吸引なしで一晩過ごせますか?」
と質問してみましたが
全員 「無理!」 という返答でした

安全を重視するスタンスの病院と
長期戦を覚悟する自宅介護の家族とでは優先度と可否のボーダーラインが違うのだと感じました

要介護5の自宅介護 初日

父が2月22日に小脳出血で緊急手術してからもうすぐ7ヶ月
5ヶ月のリハビリ入院を経て9月10日自宅に帰ってきました

午前9時半にもろもろの退院手続き終了後、介護タクシーを利用し父とともに自宅に帰りました

退院初日は契約締結の連続でした
訪問入浴の契約
訪問介護の契約
訪問看護の契約
介護用品のレンタル契約
訪問ドクターとの打ち合わせ
などなど

契約書の束。
ペンをにぎる習慣のない私の握力は崩壊しました...
デスクワークの方をマジ尊敬します...

一日に介護保険を利用できる上限が2時間です
ヘルパーさんを1時間、30分、30分の計3回2時間をめいっぱい利用したり
メインで看護する母の介護スキル向上のために週3回訪問看護をお願いするようにしました

訪問入浴はしばらくは週一回でいきます
父が自宅の介護環境に慣れてきたら週2回にするかもしれませんが一回13,000円程度しますので悩みどころです

訪問ドクターには2週間に一回診察診察していただきます
処方してもらう薬は問題なければ月に一回です

処方箋をもらって薬局に自分でもらいにいくか
500円程度追加で支払い、自宅に郵送
してもらう2パターンありますが
手間ひまを考えると郵送一択だと思います

自宅での介護
きっとイレギュラーの連続だと思いますが
コーディネーターの地域包括センターの担当者の方と連携を密にして
サスティナブル介護を実現していこうと思いました

要介護5の家族と向き合うということの困難さ

要介護5の父を自宅でみていくにあたり自宅近くの包括センターに必要な介護サービスを相談をしてみました
とりあえず自宅が介護に適した環境であるかを確認しなくてはいけないということなので
赤羽リハビリテーション病院の理学療法士、作業療法士の担当者、包括センターから2名の計4名に自宅訪問していただきました

患者の家族
患者が入院している病院
地域包括センター
の三者で情報の共有をします

いま現在、父の状況(なにをどこまですることが可能なのか)
これから先、父の介護をしていく母の要望(どのように父に向き合いたいのか してあげたいこと やりたくないこと かけることが可能な費用)

自宅での介護をしていくにあたり改築の必要はありませんでした
母の要望を聞く限りでは
日中の仕事がある関係で
「夜間の睡眠をしっかりとりたい」
という思いがあるようでした

そうなると必要になるのが
夜間の付添看護サービスです
包括センターが斡旋してくれた看護婦家政婦紹介所のサービスは

19時から翌9時までの10時間で 
15,464円 + 交通費実費です
一ヶ月毎日お願いしたとしたら

約51万円
...こりゃ厳しいですね

家族が交代してみる必要がありますが、となり近所に住んでいるというわけではないので
レスパイト入院先を探すなどしないと持続的に自宅介護することは難しいと感じました
ただ、胃ろう、気管切開がある要介護5の父を受け入れ可能な施設が見つかるかが問題です
赤羽リハビリテーション病院のソーシャルワーカーさんに探してもらっていますが。。。。見つかるかな?

無題

2015年8月介護保険制度改正の影響

わたしの父は2月に脳出血の影響で要介護5の状態になりました
現在は赤羽のリハビリテーション病院で自宅療養することに向け準備をすすめている状態です

自宅に戻る予定は9月中旬ですが
介護用品の手配や介護サービスのスケジュール調整の時間を考えるとそうゆっくりと構えてはいられません

2015年の8月から介護保険制度改正の関係で
合計所得金額160万円以上、年金換算にして280万円以上の方が自己負担が1割から2割に増えるようになります
わたしの父の場合の自己負担額が増える対象者20%のほうに入ってしまいました
自営業をしていることや自宅の屋根に産業用太陽光発電を乗せて売電収入があるからなんですけど

要介護5の場合
358,000円の1割負担35,800円だったものが
2倍の71,600円負担になります

介護制度の維持のためには必要な措置でしょうがなかなかの負担です
きっと生活を持続できなくなる家庭もあることでしょう

みなさまも「まさかの時」への備えをしっかりなさってください

無題

介護

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2015年2月22日未明に父が倒れました

小脳出血により意識消失、呼吸停止をしましたが
そばで冷静に対処した母や
救急の方の懸命な処置により一命をとりとめることができました

しかし脳出血による脳へのダメージが大きかったことからか
術後10日後に目をあけた父に以前の姿はありませんでした

倒れて4ヶ月が経過した今でも身体は手足のさきがもぞもどと動くレベルで、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の方がリハビリをしてくれる時間以外はベッドで横になり目を開けているだけです

以前の父がしていたような仕事や車の運転はもちろん
歩いたり
座ったり
食事をしたり
話をしたり
その全てが失われてしまいました

74歳になった父に残された時間はあとどれだけあるかはわかりません
残りの時間は母がいる自宅に帰って過ごしてもらいます
中心になって診てくれる母が倒れるようなことがないよう介護保険やさまざまなサービスを利用して母の負担を最小にすることに心をくだきます

ひとの命には限りがあり、父にも同じように終わりがおとずれる
そんな当たり前のことをわかっていたのに、見ないように、考えないようにしていたのだと、いまこのときになって知りました

ここにある現実から目を背けずに
一日いちにち父と向き合っていこうと考えています
家族やお店のスタッフに負担をかけることもありますが感謝の気持ちを忘れずにいきます

このすべてを終えたときになにかが理解できるような予感があります
このために父は命をながらえてくれているのでしょう

ありがとう
わたしはこれから成長します